掲載いただいたプロジェクトのサービス
BOOKERS(ブッカーズ)は有料記事投稿者向けデジタルプラットフォームです。「低手数料」「記事投稿API」等で、有料記事投稿者に優しいプラットフォームを目指しています。
- サービスサイト
- https://bookers.tech/
- 大きな機能開発に着手する際、開発リソースの不足に直面していた
- リファラルのみでは必要なリソースを確保することが難しかった
- 限られた予算の中で、中間マージンを極力排除し、実稼働するエンジニアにより多くの報酬を支払いたかった
- エンジニア確保により、大規模開発を複数並行して進めることが可能になった
- シニアクラスのエンジニア参画により、チーム全体の開発力が向上した
- 開発リソースが必要になった際に迅速にエンジニアを調達できるという感触を得られた
手数料を安くし、クリエイターにより多くを還元できるプラットフォームを作りたい。
――事業概要やメンバー構成等を教えてください。
弊社は、CtoCのブログプラットフォーム「BOOKERS」を運営しています。主には、クリエイターが有料記事を作成・販売できる場を提供しており、さらにはオンラインサロンとしても利用できる、会員限定の掲示板やオープンチャットを備えた「メンバーシップ機能」にも力を入れています。昨今では個人で活動するクリエイターが増えていることもあり、そういったクリエイターが使いやすいサービスを目指して開発・運営を実施しています。
私たちの強みは、クリエイターの収益を最大化するため、他社と比べても手数料を低く設定し、より多くの収益を還元できる仕組みを作り上げている点です。デジタルコンテンツを販売できるプラットフォームとしては、かなり安い水準で手数料を抑えつつ、他サービスにも劣らない機能を備えたサービスとして多くのユーザにご利用いただいております。会社は、昨年渡辺(CEO)と私とで立ち上げ、現在は、数名規模の開発チームで運営しています。創業当初は少人数で開発を進めてきましたが、現在は事業の拡大に伴い、体制を徐々に整えています。
優秀なエンジニアに参画してもらうために、一定の報酬をお渡ししたい。
――エンジニア採用で抱えていた課題感について教えてください。
私がCTOとして開発チームを統括し、採用活動も兼任しています。現時点では専任の人事担当者がおらず、エンジニアとの面談や採用プロセス全般を私が行っています。当時は決済や入金、ポイントシステムなどの大規模開発を複数控えていたため、開発リソースが不足しているという課題がありました。またリファラル採用にも取り組みはじめていましたが、それだけでは限界を感じていました。
私も渡辺も工学部出身で、エンジニアとしての経験もあるため、優秀なエンジニアにはより多くを還元したいと考え、最低限の報酬ラインを設定して採用活動をスタートしました。予算の制約もある中で、さまざまなサービスやエージェントを比較した結果、エンジニアへの還元が最も優れているre:shineを選択しました。
開発リソースが必要になった際に迅速にエンジニアを調達できるという感触を得られた。
――リシャインを使うにあたり、実際に契約できるまでどのぐらい時間がかかりましたか。
今回、エンジニア採用にre:shineを初めて利用しましたが、シンプルでわかりやすい操作性に助けられました。 募集要項の策定に一定の時間はかかりましたが、決定後はすぐに掲載まで進めることができました。掲載後すぐに「興味あり」がついた5名の方と面談を組ませていただき、優秀な方とはそのまま契約に至りました。
募集を出して1-2週程度という短期間で採用が決まったため、開発リソースが必要になった際に迅速にエンジニアを調達できるという感触を得られたのは、非常に良かったです。
――実際に働いてみていかがでしたか。
新しいメンバーが加わったことで、複数の開発プロジェクトを同時に進行できるようになり、大きな効果を感じています。これまでは開発リソースの制約により、ユーザの皆様のフィードバックをサービスに反映させるまでにリードタイムが一定かかっていたのですが、今では迅速に対応できるようになり、ユーザからの感謝の声を以前より多くいただけるようになりました。
さらに、経験豊富なシニアエンジニアの参加により、チーム全体の開発力が大幅に強化されました。これまでの弊社のケイパビリティでは難しかった領域にも対応できるようになり、チームとして大変助かっています。
――フリーランスの方とお仕事される際に工夫されていることはありますか。
弊社はフルフレックス・フルリモートの体制を採用しており、ビデオ会議での定例ミーティングと、slackでのテキストベースでコミュニケーションを行っております。フリーランスの方にお願いする際には、要件や設計方針などはできる限りテキストで詳細に残し、定例の場で口頭でもお伝えするのですが、過去から蓄積された膨大なコードベースがあるため、すべてを伝えきれないこともあります。
そのため、新しいメンバーがすぐに質問できる環境を整えることを重視し、心理的安全性を損なわないコミュニケーションを心がけています。 例えば、率先して砕けた表現をする、否定から入らないなど、気軽に相談できる雰囲気を作っています。結果として、問題が発生した際にも迅速に解決できるため、開発もスムーズに進行し、機能リリースも早期に実施できています。
また様々なバックグラウンドのエンジニアがいる中で、システムのリリース頻度を高めつつ、品質を維持することは難しいことですが、それを担保するために開発の前後工程となる設計・テストでいくつかの工夫を行っています。
設計段階では、モジュラーモノリスやクリーンアーキテクチャの考え方をベースに設計・開発規則を整理しており、それをベースに実装に取り組んでいただくことで、極力技術負債になりにくい形でコードベースが積み上がるようにしています。またテスト工程では、重要機能の自動E2Eテストの充実させることに注力しており、これにより品質を担保しながら迅速な機能リリースが可能になっています。こうした工夫により、フルフレックス・フルリモート環境でも効果的かつ効率的な開発体制を維持できています。
クリエイターへの還元にこだわり、より使いやすいプラットフォームを志向していきたい
――BOOKERSの今後の展望について教えてください。
弊社の方針として、クリエイターの皆様が簡単に発信でき、マネタイズできる場を提供することに注力し、引き続きコストを抑えつつ、高い還元率を維持していくことを目指しています。
クリエイターエコノミー市場は、2022年時点で約1.6兆円であり、2034年には10兆円超になると言われております。今後、新しいクリエイターが増えていくことが予測されており、BOOKERSはそうした新しいクリエイターの受け皿となるべく、サービスの改善・拡大を進めていきたいと考えています。
上記を可能にするためには、やはりユーザの皆様の声を聴き、改善活動を行い、よりよいサービスをご提供することが必要であり、それを加速させる開発チームの存在は非常に重要です。今後も事業の成長フェーズに合わせ、開発体制を強化していきたいです。