お客さまの声

フリーランスから正社員化 トランジション採用ができるre:shineを活用

作成者: 株式会社HataLuck and Person|Dec 12, 2024 1:33:27 AM

単なるシフト管理だけではなく、会社と現場にチーム感を出すプロダクトを作りたい

――まずは事業概要や開発体制について教えてください。

「はたLuck®︎」という店舗マネジメントサービスを提供しています。
「はたLuck®︎」は「シフト作成機能」「情報共有機能」に加えて、「エンゲージメント機能」「レポート機能」という4つの機能があります。現在はこれらの機能を1つのチームで開発していますが、複数の機能を並行して開発していると、それぞれの機能について短期的なビジョンや目標が異なる瞬間が出てきます。
外に向けたブランドとしては、今後も「はたLuck®︎」という1つのプロダクトなのですが、社内では機能ごとに独立したレーンに分けることを検討しています。

すぐにCTOという役職を振らず、見極めをしてくれたのは嬉しい

――フリーランスからCTOになられた経緯を教えてください。

フリーランスになる前に2社経験しました。どちらの会社でも立ち上げフェーズに参画し、プロダクトを一気に伸ばすことに携われたのですが、いずれも、いちメンバーとしての参画に留まり、プロダクト全体の大きな舵取りには関われず、悔しい思いをしました。

次の会社をと考えた際には、プロダクトの意思決定に関わることができる会社を探しました。しかし、正社員として入社する場合、例えば3年間フルコミットした後で期待通りでないと分かった場合のリスクが大きいと感じていました。そのため、まずフリーランスとして多くの企業やプロジェクトに関わりながら、自分に合う場所を探していました。
そうした中で、関係性ができた会社には「正社員になるなら経営層に入るエンジニアとして入りたい」と伝えていました。その結果、現在の社長から快く迎え入れてもらう形で入社しました。

――フリーランスからCTOになるまでの期間はどのぐらいでしたか?

フリーランスとして弊社に関わっていた期間は1年です。主に新規事業の立ち上げに関わっていました。

正社員として入る際には「CTOに就かせて欲しい」という意向を伝えていましたが、入社後にお互いの見極め期間として1年が設けられました。すぐに役職を振らず、経営目線での働き方ができるかを見てくれたのは非常に良かったと感じています。

どこの会社も欲しがるハイレイヤーのエンジニアを採用したい

――リシャインを使うにあたって、どんな期待をされていますか。

現在、エンジニア採用はダイレクトリクルーティングのみで行っていますが、今後は採用チャネルを増やす予定です。しばらくダイレクトリクルーティングのみだったのは、私自身が組織での採用経験が無かったのと、会社全体やエンジニア陣も、採用ノウハウに乏しかったためです。その状態でエージェントに頼んだり他の採用チャネルを増やすと、間違った方向に進むという懸念がありました。

エンジニアの採用は急務ではあるのですが、まずは自分たちでダイレクトリクルーティングに取り組み、どこに課題があるのか?どんなことがあると良いのか?を洗い出しました。その結果、採用プロセスの言語化が進み、自分自身や組織に何が足りない部分が明確になりました。

現在は、どの企業も求めている経験豊富なエンジニア、特に技術力だけでなく、人を見る力も兼ね備えている方を探しています。開発組織が拡大するタイミングなので、そのような方に入っていただかないとスケールがしません。

私の出自的にフリーランスの方も選択肢に入れたかったのですが、このフェーズはどうしても正社員を採用したいと考えていました。ただ、スタートアップでリソースが限られている中、いきなり正社員を採用するのはリスクが高い。そこで、フリーランスから正社員に転換する施策(トランジション採用)を前面に打ち出しているリシャインを活用することにしました。

一緒に汗水垂らして働いた経験というのは、一生残る思い出

――今後の展望を聞かせてください。

今のサービス業は、管理する企業と現場で働く人の距離が非常に大きいと感じています。一般的には、本社の担当者からエリアマネージャー、店長そして現場のメンバーへと情報が伝達されていきますが、そうなると情報の鮮度や精度が失われがちです。私たちは、これを一気通貫で実現することで、コミュニケーションコストを下げ、企業が現場の方に本質的なメッセージをダイレクトに届けられる機能を開発していきたいと考えています。

店舗マネジメントも、開発組織のマネジメントと通じるところが多いと思います。開発組織においては、チーム感や雰囲気を良くすることで開発生産性が上がります。店舗で働く方たちも同様に、企業と個人での距離を縮めてチーム感を感じられるようにしたり、働きがいを感じられるようにしたりすることで「働くことが楽しい」と思ってもらえるプロダクトを目指しています。

個人的には上場を経験することも目標の一つです。仮に上場までたどり着かなかったとしても、一緒に正社員として汗水垂らして働いた経験というのは、一生残る思い出になると思います。スタートアップはスピード感を求めるあまり、ドライになることもあると思います。我々は、「はたLuck®︎」というプロダクトが働く人の心を豊かにしたり、心の負担を軽くしたりして、幸福度を上げていきたいと考えています。プロダクト自身はもちろん、自分たちのチームに対しても同じ思いを持った上で、切磋琢磨できる方と一緒に働いていきたいですね。